私の持つ感性は人とは違うようだった。
目に映る景色が周りの人たちにも同じように見えているのかが疑問でしょうがなかった。頬をつねると痛いと感じる。しかし、他人の頬をつねっても自分には痛みは伝わらない、もしかして痛いと感じているのは自分だけなのではないか、自分は選ばれた人間なのではないか、このことを人に話したら気味が悪いと離れていった。
これは小学校低学年の頃の話、おそらくこの頃から自分しか信じられなくなっていった。
人を信じることが出来なくなった理由
当時、いじめ問題などとクローズアップされる事が無かった時代だったので、自分がいじめられているとは感じていなかった。
知らない間に「あいつは気味が悪いから話さない方がいい」とか「話すと感染する」など、クラスだけではなく、学校中に広まっていた。
しかし、私にとっては好都合だった。人と話すのは嫌いだったので話さなくてもいい環境に自然となったから。
なぜ学校中に広まったのか、それは人を信じられないと言っても当時は小学生、心を許せる人間が一人だけいた。その人間が学校中に広めたという。
これで信じられる人は一人も居なくなった。
大人になる事が嫌だった子ども時代
いつ訪れるかわからない「死」に対する恐怖と毎日闘っていた。
大人になるという事は「死」に近づくことと認識していたからだ。世の中は決して楽しいものではないとさえ思っていた。
しかし、そんな感情とは裏腹に時は経ち、大人になる。この事実が嫌で嫌で耐え切れなくなっていた。
ある人の出会いで考え方が変わった
高校を卒業してすぐに家を出た。
親でさえ信じられない自分がいた。頭がおかしいと言われ、カウンセリングを何度も受けさせられたからだ。理解してもらおうなんて微塵も思っていないし、理解など出来ないだろうと思っていた。
人が発する占いや迷信、神や仏なども一切信じられない私は職場でも孤立していた。
一生こんな感じで人生が終わるんだろうと思っていた。
一人でいるとネットばかり見ていた。ある日、ふと自分と同じ考えの人間はいないのだろうか?という疑問を感じた。
一人、同じ考えだったという人間を見つけた。この時始めて人と会ってみたいとい感情が生まれた。占い師だった。
占いとは考え方以上に人間を変える
もちろん、占いは当たる当たらない以前に信じられなかった。
しかし、自分と同じ考えを持つ人間としては興味深かった。自分の勉強も兼ねて会ってくれることになったが、この出来事がなかったらこうして自分を晒すこともなかっただろうと思う。
今では手の届かない存在になってしまった占い師だが、文字通り考え方というか意識を180度変えてくれた人物である。
今では時代が変わり、気軽に占いができる電話占いというサービスがある。私と同じように考えている人間は表に出ていないだけで何万人、何十万人といるかもしれない。
自分で自分を分析するのは限界がある。限られた知識、感覚しかないからだ。第三者に意見を聞くことで簡単に解決出来たりもする。
今私は普通の生活が出来ている。当時では考えられないこと。いつか訪れるであろう「死」の恐怖に怯えることもなく過ごせている。
占いというのは不思議な力が働いている。全然信じられなかったものがそうでなくなることは想像もしていなかった。
もし、私と同じように人生に楽しみが感じられない、人間不信、職場での悩みを持っているのなら占い師に鑑定してもらうことをおすすめする。なぜなら私は180度考え方が変わり、生活も変わったから。特に気軽に鑑定してもらえる電話占いから始めるのが良いだろう。
人は変われる生き物だから。
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